Bass Perc Bass

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プロモプリンと老害キティ

こんにちは、最近はいくら寝ても寝足りない割にいざ寝ようとするとなかなか寝付けないshioです。もうほんと、暑すぎて生きてるだけで体力を消費します。マヂ無理。

 

ところで最近サンリオキャラクターの人気投票がありましたね。今年からは通常の人気投票のほかに「なでる投票」も登場し、熱い戦いとなりました。

 

news.mynavi.jp

 

結果としてはポムポムプリンが連覇。やはり強いですね。

ですがどうしてよりによってこいつなんでしょう。プリン好きの方々の意見を探してみました。

 

§1. かわいい物の前では語彙力など無力

 

girlschannel.net

 

かわいいよね!!

大好き!(*^o^*)

かわいいですよね♡

ひたすら可愛い

ケツの穴が可愛すぎる

 

 

情報量のNASA(憤死)

その中に気になるコメントが。

 

まゆゆのイメージ♪

まゆゆがなぜか爆押ししてるよねw

 

 

渡辺麻友(AKB48)氏が推すとなると、影響は有意かもしれません。

 

§2. パトロンの威力

 

kawaii-topics.com

 

二連覇とは言ったものの、ポムポムプリンが一位になったのは最近のこと。1997年に一位になったのを最後に一昨年までは奮いませんでした。ここでまゆゆtwitterを見てみると、プリン応援ツイートの度に数百リツイートと数千ふぁぼがされています。

 

 

 58万人ものフォロワーに対しての宣伝となると、もはや企業の広告です。twitterには最近プロモーションツイートがよく流れてきますよね。あれと比べてみましょう。twitterのプロモーションにはいくつか種類があるのですが、その中の「プロモツイート」というものに注目します。

 

web-tan.forum.impressrd.jp

 

このサイトによると、コストパーエンゲージメントがオークションで販売されているらしく、10円から買えるようです。よって、まゆゆの広告効果はエンゲージメントから計算するのがよさそうです。

 

しかし、エンゲージメントに関してはツイートする本人でなければ直接は確認できません。よって、エンゲージメント率を計算しデータを公表している人を探しました。

 

nelog.jp

 

この方のアカウントにおいては、

  1. リンクのクリック率:1.91%
  2. 詳細情報のクリック率:0.61%
  3. お気に入り登録率:0.31%
  4. プロフィールクリック率:0.28%
  5. リツイート率:0.17%
  6. メールで共有率:0.01%

となっているようです。まゆゆ換算だと、平均1800ふぁぼ1000RTという計算になります。実際にまゆゆtwitterを見てみると、平均的に数千ふぁぼ数百RTなので、オーダーとしてはまあ間違っていないかと。

これをもとにリンクのクリック率を計算すると、(2016/7/10 22:44現在)

f:id:BassPercBass:20160710224300p:plain

RT基準

908 * (1.91 / 0.17) = 10201

ふぁぼ基準

4707 * (0.31 / 0.17) = 29001

数万人がリンクを踏んでいる計算に…

さらに、

 

webbu.jp

こちらのサイトによれば、twitterのCPC(クリック単価)は26.8円とのことなので、まゆゆのツイートの影響力をプロモーションで再現しようとすると数十万円分になる計算になります。しかもそのようなツイートをぽんぽん流すという…。

 

まああくまで計算ではありますが、要するに

ポムポムプリンは数百万円単位のプロモーションをしている

といっても過言では無いですね。

さらにすごいことは、客層のターゲティングまでしっかりしている(みんなまゆゆのフォロワー)ということです。恐ろしい。

 

§3. かわいい?懐かしい?気になる?

 

さて、ポムポムプリンに関してはパトロンがいることが判明したわけですが、サンリオキャラクター一般について考えてみましょう。人気投票の結果を様々なファクターで分析してみました。結果は、票数/なで時間がどちらとも公表されている9キャラクター(ポムポムプリン、シナモロール、YOSHIKITTY、ぐでたま、マイメロディ、シンガンクリムゾンズ、リトルツインスターズハローキティ、 KIRIMIちゃん)を利用し、考えるファクターとしてはび気持ち投票(かわいい、懐かしい、気になる)、キャラクターの誕生年(since)、キャラクターグッズの種類数、ネットでの検索数をまとめました。

気持ち投票はサンリオ公式 HPのキャラクター紹介(http://www.sanrio.co.jp/characterindex/、2016/07/03 閲覧)、グッズはサンリオオンラインショップ(https://shop.sanrio.co.jp/、2016/07/04 閲覧)、検索数はGoogleウェブ検索において行った(2016/07/04 検索)。 

 

データは以下より。

f:id:BassPercBass:20160710230550p:plain

YOSHIKITTYに関しては、公式サイトにページがなく、一部データが得られませんでした。YOSHIKITTYを知らない方はこちら。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

(なんかすげえ組織票を感じる…)

 

とりあえず投票数/なで時間を気持ち投票についてプロットしてみます。

f:id:BassPercBass:20160710230851p:plain

 

うーん。

 

うーん。。。

 

相関がなさそう…(分散分析を行っても有意な結果は得られませんでした。)

 

いろいろ検定しましたがなかなか有意な結果は得られず、得票数を説明できるファクターはこの中にはありませんでした。。。

 

しかしこの中で言えたこともあって、Google検索数/誕生年の、公式グッズ数に与える影響をプロットすると、

f:id:BassPercBass:20160710231455p:plain

 

こうなります。(分散分析の結果、前者は p=0.0004758、後者は p=0.0261332 で相関が見られました。)(回帰直線めんどくさくて引いていませんごめんなさい。)

 

要するにどういうことかというと、「Googleでよく検索されるキャラクターはいろんなグッズが作られる」「古参のキャラほどグッズの種類は多い」ということです。まあ当たり前。

 

§4. 老害は強い

 

というかこのグラフを書いてて思ったのですが、左のグラフで右上にぶっ飛んでる点、これハローキティなんですね。右のグラフの左上も。

 

www.sanrio.co.jp

 

ハローキティは1974年生まれの超古参キャラクターで、Google検索数も他と二位のぐでたま(102万)とも桁違いの2640万件です。今度は彼女の人気の理由を調べてみました。

 

matome.naver.jp

 

この中で目を引いたのは、「感情を共有できる」という意見でした。

matome.naver.jp

 とのこと。

確かに最近流行りの"表情豊かなキャラクター"にはない持ち味かもしれません。

 

§5. なるほど壁紙になる訳だ

 

今回はポムポムプリンに関しては組織票(?)が、ハローキティに関してはその年季と感情移入のしやすさがカギになるということが分かりました。人気のキャラクターにはそれぞれ理由があるというわけですね。ほかのキャラクターについてもいずれ調べてみたいです。

 

以上のことを踏まえて、他のキャラクター、例えばポケモンにおいて考えるならどうでしょうか。

 

古参ということは第一世代のポケモンで、口がなく感情移入できるデザインで、なおかつ組織票も入るポケモンは…。